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対談vol.15

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宮下今月の対談は、札幌圏の情報を発信する札幌経済新聞編集長であり、今話題の札幌初のクーポン共同購入サイト「Do★Pon!(どぅーぽん)」を運営している株式会社ノースユナイテッド代表取締役社長、高橋廣行さんです。

高橋よろしくお願いします。

宮下高橋社長とは、この対談にも登場していただいた、社会保険労務士の大上先生からの紹介で知り合いました。第一印象は、とにかく面白くて発想が飛び抜けているなぁと感じました。何より、抜群の行動力がありましたね。

高橋僕はせっかちでは誰にも負けないです(笑) 宮下社長は、いつでもニュートラルで、好き嫌いではなく善悪で物事を判断できる人だという印象でした。同世代でも、こんな人がいるんだなぁと驚きましたよ。

宮下せっかちと言えば、ドゥポンもいつの間にかスタートさせていましたよね。今の事業を初めたきっかけとは、何だったのでしょうか?

高橋情報を発信する立場であるメディアに憧れていたので、当初は紙媒体をやりたいと考えていましたが、テレビ業界に興味を持ち、テレビ宣伝の広告を売るようになりました。でも、広告が売れてもレスポンスがほとんど無く、クライアントが満足することはありませんでした。番組を見ている視聴者がどれ程いるかもわからず、その頃はモチベーションが下がっていく一方でした。

宮下 要は、お客様にとっては必要な広告では無かったということですよね。

高橋 そうですね。それから、テレビショッピングの枠売りをするようになりました。絶対成功すると思って挑みましたが、枠が売れても、やはり商品は売れない。これをきっかけに、レスポンスの高い広告媒体は何だろうと探し始め、自ら様々な広告媒体にお金を投じました。何故売れなかったのかを掘り下げたかったんです。でも、結局何も見つかりませんでした。

宮下自らお金を投じて調べるというのは、すごいことですね。

高橋ちょうどその頃、ウェブショップで商品を売り出し始めて、やっと気がつきました。媒体の問題ではなく、売れる「モノ」が売れるということに。

宮下なるほど。極論に辿り着きましたね。

高橋売れないモノを売ってくれと言われても、売れないんですよ。でも、お金を貰ったら宣伝するし、売れますって言わなきゃいけない。そこに無理が生じてしまったんですね。撮影しながら、これは売れないだろって思うこともありましたよ。
その度に、この広告に使った無駄なお金って何だろうと心が痛みました。 当時は、全く売れなかったクライアントから訴訟になりかけたこともあります。でもある時、年末にある商品を売る番組をやったんですが、価格が破格の値段で出したのと商品がとてもよかったのもあり、これが飛ぶように売れました。電話が鳴り止まない程です。 そのとき、改めて確信しました。「モノ」次第だということを。

宮下実際に番組に広告を出すと、これだけ売れた実績があるという、後の営業ツールにも繋がりますよね。媒体は結局、どんなターゲット層の何人にその情報を伝える、ということが役割ということですね。レスポンスが広告効果の全てだとは思いませんが、媒体を提供する側が、ニュートラルな立場で売れる売れないを判断する客観性が必要かもしれないですね。

高橋そうなんですよね。でも、クライアントから集まったお金で宣伝している限りそれを実現することは不可能なんです。

宮下そこで登場するのがドゥポンですね。

高橋ドゥポンの仕組みは、通常料金の半額以上の金額で売り出してもらい、売れた分の70%を返金します。もちろん原価を考えると赤字ですが、数十万する広告代を支払ってのレスポンスと比較して判断するところですね。最初は、持ち出しの現金は無くても、お店からすると赤字ですし、儲からないだろうと思っていました。でも、ベンチャーで始めた他の地域の企業が好調だというのを聞いて、やるしかない、これが最後のチャンスだと思いました。

宮下北海道初というのは大きいですよね。

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