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対談vol.09

宮下今月の対談は、クレバージャパンの取締役総務部長、三十尾さんの登場です! 社員にも秘密にしていた今回の対談。これを見て驚いている人が多いはずです。では、今日は宜しくお願いします。

三十尾よろしくお願いします(笑)

宮下三十尾さんと初めて出会ったのは、味の時計台のフランチャイズのオーナーになった僕がまだ25歳のときで、三十尾さんは、本部からの指導員としてお店にやってきました。

三十尾味の時計台フランチャイズのスタッフ指導をしていて、1週間ごとに全国各地を店の立ち上げのために回っていました。

宮下当時、面接して採用したスタッフは30人。でも、あまりの忙しさに1日で半分の15人が辞めていく状況でした。まとまりが無いパート・アルバイトのスタッフを、まとめてくれたのが三十尾さんでした。紙のお金を使ったレジの練習や、熱湯を入れたどんぶりを持って運ぶ練習など、その指導の徹底ぶりには感動しましたね。1週間で戻る予定でしたが、延長をかけた程です。

三十尾実は私、最初の社長の印象が…、正直あまりないんです(笑)。というのも、社長は札幌と八戸の往復だったので「後は宜しく」で、ほとんどお店にはいなかったですし、私自身も全国のお店を飛びまわっていたので、その中の1つのお店だったんです。

宮下ちなみに、僕の三十尾さんの印象は、皆さんも知っての通り、とにかく良く食べまくること。閉店後に、スタッフを連れてハンバーグを食べに行ったら、300gを普通に頼むんですよ。夜中に仕事が終わって、早朝からすぐに仕事ですよ。信じられないです。おまけに御飯は大盛。そして、ジョッキビールに食後のデザート。すごい。

三十尾でも、好きなだけ食べて良いと言われたので…。毎朝5:00の開店から閉店は、夜中の3:00でしたよね。でも、必ず毎日ビール飲んでいました。

宮下食べるからこそ、三十尾さんは仕事がすごいんでしょうね。時間が無くて、食べられないことが多かったけど、食べられるときは考えられない程食べていました。食べながら、お腹空いたと言いますよね(笑) あと、会社の引き出しには常にバナナを入れています。

三十尾もう、食べ物の話はやめて下さい…。

宮下話がそれちゃいましたね。そろそろ本題に戻ると、開店からしばらく経ってお店が落ち着いてきた頃、他の店舗に行くと三十尾さんが偶然そこに居て、その仕事ぶりを見て、やっぱりこの人を社員にしたいと思ったんです。それから、何度も三十尾さんに電話をしましたが、全然出てくれないんですよ。

三十尾味の時計台の前も、イタリアンレストランやファミリーレストランなど、飲食業界にいたので、この仕事を続けたいと思っていたし、石の上にも3年という言葉通り、とにかく3年間はどれだけ待遇が悪くても働こうと決めていたんです。それに、幸せなことなんですが、歴代フランチャイズオーナーさんからの誘いを全て断っていたこともあり、その時はまだ、仕事を辞めるつもりはありませんでした。

宮下 それに、本部社員は引き抜いてはいけない、という決まりがあったんですよね。僕は、それでも諦め切れなかったので、三十尾さんの給与を調べて、その給料以上を保証することを約束した上で、宇都宮にいるという三十尾さんを再び引き抜きに行ったんです。

三十尾お給料の問題ではなくって、飲食の仕事以外にも、保険や経理の仕事をやってみないかと言われて、心が動きました。経験も何もない私にここまで言ってくれて、この社長がいる会社で働いてみたいと思ったんです。「好きなだけ食べて良い」って言ってくれたし(笑)

宮下味の時計台の業務を把握していて、仕事を任せることが出来る適役だと思ったから。そして、何よりも三十尾さんは正直な人。

三十尾あの時、新しい道を開いていただいたことに本当に感謝しています。そこまで必要とされるのは嬉しいですし、今でもその想いが私の中の根底にあるんですよね。

宮下去年、株式会社にするときを期に、三十尾さんを取締役にしました。外にでて、取締役の名刺を出しても恥ずかしくないと思えるよう、さらに成長することを願って。少しくらい背伸びも必要ですし、三十尾さんには、その成長が可能だと思いました。 当然、専務にも役員入りの件は相談しましたよ。専務は「大賛成の大歓迎だよ」「自分も役員に三十尾さんが入ってくれるのは本当に心強い」とも言ってくれました。

三十尾プレッシャーはありますが、やっぱり嬉しかったです。あと、社長が見えない売上げの話をしてくれたのが、今でもずっと心の支えになっています。普段から会社のミスを防ぐフィルターになろうと思っていて、大きなミスを私の確認段階で気がつくことができたとき、見えない売上げを上げたねって社長が言ってくれて。経理や総務はできて当たり前と思われがちだけど、社長はちゃんと見てくれていることが本当に嬉しかったです。

宮下普通 に売上をあげる事は売上げた売上をただプラスにする事!! でも、ミスの発見はマイナスになる売上プラス、これからあげる売上で2倍の意味がある事!! だから本当に三十尾さんのする事は会社にとっても、仲間のスタッフにとっても、役員にとっても本当に大切な存在ですし、なかなかできる事ではありません。見えない売上を上げる三十尾さんも僕たちと同じトップセールスマンというわけです。 仕事ができない人は、他人のミスは発見できないものです。自分もミスをするかもしれないからこそ、他人のミスを見つけてあげてかばい合うこと。それができなければ、組織じゃないですからね。クレバージャパンは、「あいつが悪い」じゃなくて、ミスをした担当者、それに関わってミスに気がつかなかったスタッフ、全員が同じ様に自分を責められる組織。三十尾さんは、保険や経理の実務だけではなく、そんなクレバージャパンを作っていく面 でも他に変わりが居ない大切な存在です。

三十尾ありがとうございます。これからも、宜しくお願いします。

宮下最初は、大食いの話ばかりでどうなるかと思いましたが、ちゃんとまとまりましたね。バナナが欲しいとかこの場で言っておくと、誰か差し入れてくれるかもしれないですよ。

三十尾バナナの差し入れお待ちしております(笑)

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